ミヤマキリシマは九州の火山地帯の山に生息していて、天然記念物に指定されていて勝手に行って採取は出来ません。
品種もかなりの数があり、サツキと掛け合わせた物など種類もたくさんある。
採取を出来ないという事で、お店では種から育てたり、挿し木して増やしたりしてます。
花もツツジの仲間では小さい方なのでミニ盆栽に向いている。
私もミヤマキリシマは大好きです。
花物も色々ありますが、花だけが咲いてミニ盆栽で楽しめるのはミヤマキリシマが1番です。
春先の挿し木も容易にできるタイプの木で葉に細かい毛があるのが特徴です。
前の年に花芽が出来て秋になると紅葉して花芽を残して落葉します。
春には蕾が膨らんできて花が咲き、同時に葉も伸び出して夏から秋にかけて花芽を作り、毎年花を咲かせてくれる。
ミヤマキリシマの育て方
ミヤマキリシマの植え替え
ミヤマキリシマは花が終わったら植え替えします。
越冬が終わってすぐに植え替えをする時もありますが、チョッとでも遅いと綺麗に花が咲かない時があります。
花を綺麗に楽しみたい時は、花が終わってから植え替えした方が良いです。
若い木や、種類によって伸び方が違うのですが、2Cmから3Cm伸びますが、たまに5Cmくらい伸びる時もある。
それを見据えて根を切って植え替えします。
土は何でも良いのですが、私は北海道の鉢底にカザンレキ中粒、針金で幹や根が動かないようにしばって固定して回りを、赤玉極小・カザンレキ極小と桐生砂小粒と富士砂小粒のミックスで、園芸店で混ぜて作ってもらいましたが、全て硬質なので手で押しても決してつぶれるって事はありません。
ホームセンターで安く買うと手で押しただけで、つぶれてしまいます。
盆栽用土は硬質な土を使ってください
植え替えも根をほぐす時は丁寧にほぐしてあげて痛んだ根は切り落とします。
人間もナイフなど鋭いもので切ると治りが早いですが、根も一緒で引っ張ったりしないで丁寧にほぐして、ハサミを使って綺麗に切り落とします。
ミヤマキリシマの剪定
ミヤマキリシマの剪定は植え替えと同時にするのが一般的です。
かなり切りつめても伸びてきます。
内側に伸びようとしている枝は剪定して上げます。
剪定は夏の初めには終わらしてください。
夏から秋にかけて来年の花芽を作るので、夏以降の遅くに剪定すると翌年花が咲かない時があります。
これ以上伸びることはあまりなく花芽を付けて行きます。
水は乾いたらたっぷりと上げます。
完全に乾いてから上げます。
肥料はこの鉢でグリーンキング3つです。
夕方には霧吹きで葉水をかけて上げると昼間の暑さ和らげる効果があります。
比較的小輪の花なのでミニ盆栽に最適です。