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ミニ盆栽をマンションベランダで
北海道の寒冷地札幌で盆栽を育てています。
ここに写っているミニ盆栽のほとんどが
北広島市(札幌近郊)にある植木村の
盆栽販売店廣瀬清香園で購入したものがほとんど。
ミニ盆栽や小品盆栽 他にも普通の盆栽 何年もたった盆栽 石に植わった盆栽などいろいろとあります。
園主さんもいい人です。
ミニ盆栽と小品盆栽
比較的値段の安いミニ盆栽から盆栽を始めてみましょう。
小品盆栽などかっこの良いものは4~5万円します。
安価で安心して始められるミニ盆栽がお薦めです。
成長を楽しみながら、将来の構想、完成図などを頭に描いて育てるのも良いもんですよ。
ミニ盆栽は500円位から10000円以内で楽しめます。
10000円も出したらもうミニ盆栽ではないかもしれません。
でもシャリ入り真柏や幹の太い老爺柿など高価な物もあり、素材だけで500円とか安いのは育てるのも難しい場合があります。
ミニ盆栽はデリケート
人間も赤ちゃんの時は手がかかりますが、ある程度成長したらほったらかしでも育つのと一緒で、幹がある程度太くて年数の経っている物が簡単です。
300円~500円ぐらいの安いものは水やりだけでも難しい時があります。
完全に乾いてから水を下の穴から出てくるまで、たっぷりとあげます。
ベランダに置いて盆栽を育てていますが、風で飛ばされ無いスチールラックがお勧め。
花物は散る前に切って上げてベランダを綺麗にしましょう。
そのままにしていると花が散って隣に飛んでいきますよ。
あと秋の紅葉もそうですが、落葉する前に切り落としましょう。
ベランダは綺麗にしましょう。
盆栽自体は風で飛ばされるって事は無いのですが縦に長い鉢や葉の大きい木など安定感の悪い物は飛ばされず、倒れてしまいます。
あんまり強風な時は鉢同士くっつけて倒れないようにしています。
マンションのベランダでミニ盆栽
真柏
5年くらい前に購入した物ですが、あまりに鉢が小さいと思いましたので少し大きめの鉢に植え替えしました。
大きめの鉢に植え替えるのは根を切らないでそっと植えるので時期はあんまり関係ありませんがなるべく越冬が終わってからすぐした方が良いです。
鉢の大きさ変わってないようですが大きくなりました。緑も汚くなってきたな。
ミニ盆栽用の鉢を並べて撮影してみました。
並べたら大きさの違いわかりますか?
今は大きいフラワーショップに置いてるような10号鉢みたいな鉢で余裕を持った成長をさせて新芽をたくさん出してまたミニ盆栽を作ろうと思います。
いつまでも同じ葉のままだと段々色が変色してきて枝になってしますので枝から出た新芽を出す為大きい鉢に入れて育てて、庭みたいな鉢に入れています。
落葉樹は常に新し年になれば新芽が出てきて新しい葉になりますが、この真柏は落葉しないので枝から新しい芽を出してくれないと色がボケてきます。
綺麗な緑色にしたい時はやはり少しずつ欲張らず剪定していった方が新芽と交代出来ます。真柏のミニ盆栽だけがチョッと難しい感じがしますが、やはり真柏は好きですから難しくてもミニ盆栽で育てたいです。
それ以外の松も新しい葉が出てきたら古い葉を取れば良いだけなのでわりと簡単なのですが、真柏は大きいと簡単なんですがミニ盆栽が何年もすると色が変色してきますから剪定しなければなりませんがミニ盆栽の場合剪定する部分が小さくて困ります。
真柏は少しずつの剪定がお勧め。
ミツデイワガサのミニ盆栽は比較的育てるのが簡単な部類です。
春に花芽が出来て小さい花が密集して丸く形を作って行きます。
上の真柏同様挿し木は簡単な部類でしょう。
イワチドリ
山野草ですから殺さないでいれば段々と増えて行きます。
買った時は2本だったのに4本になっているが鉢が小さ過ぎて増えれないようだ。
姫リンゴ
太い幹にも花が咲いたので上の細い枝を切って挿し木しました。
織姫もみじ
早い時期に挿し木するとりんごももみじも成功するかもしれません。
私はマンションのこじまりしたベランダでミニ盆栽を育てているので挿し木もあまり数はしていません。
翌年ポットに移し替えるのも置き場に困ります。
ニレケヤキ
まだ春の始まりのような季節の写真ですが、植え替えを澄まして、しばらくたってから苔を貼りつけました。
が水やりは苔の上で浸透しないでたまっている時がありますが、時間をかけて水を上げるか、最初は霧吹きで満遍なくかけてあげてから普通に水やりで浸透しやすくなります。
とにかく時間をかけて水を上げましょう。
ミヤマキリシマ
ミニ盆栽でも大きい鉢に植わった方です。
姫ライラック
若いうちはかなり伸びるので剪定が大事です。
花芽は春に付け花芽が付くは昨年の夏場の管理にかかっています。
挿し木は簡単で剪定して春先にでも挿しとけばすぐ付きます。
真柏、ミツデイワガサ、姫ライラックと挿し木してまだ失敗のない素材です。
ミニ盆栽にはチョッと幹が細いですネ
ミニ盆栽の育て方
花物盆栽が花の咲き方がわるいとか紅葉が綺麗じゃないは夏場の管理が上手く行っていないのでしょう。
夏場は花が終わって紅葉もまだだし、ただただ濃い緑色の葉だけですよね?これって見た目は綺麗な物ではないですが来年の花芽を付けたり紅葉が綺麗だとか全て夏場の管理が大事になってきます。
新緑の緑だけだから面白くないって手をかけずにいたら来年綺麗な花が咲きません。
特に夏場の水やりだけでも大変です。お湯になっていないか確かめないで水をやると大変ですからお湯になっていないか確かめてから水やりしますが、水を上げた後も大事で水を上げてから陽が当るようだとミニ盆栽は鉢が小さいのですぐに上げた水全てがお湯になります。
夏場は日陰になるような所に置きます。
日陰がないって人は鉢を2重鉢にして鉢の温度が上がらないようにします。
鉢が熱い時にも水は上げてはダメです。
1回鉢の周りに水をかけてあげてミニ盆栽を冷やしてから水をあげて鉢が暑くならないような対策が必要です。
夏場の葉だけの時に光合成により栄養を蓄えて行きます。
秋に綺麗に紅葉しないのも夏場葉にダメージがあったから綺麗に紅葉しないのでしょう。
どの花にも言えますが夏場の管理がとても大事です。
特に藤なんて花が終わったら何も面白くありませんが、その面白くない夏場の草ぼうぼうの時が大事です。
ミニ盆栽は鉢が小さいので剪定をしないでいるとすぐに根が一杯になり根詰まりの原因です。
だから剪定は欠かせません。
挿し木に使えるだけ伸ばしたら挿し木します。
その前に剪定するのがミニ盆栽を長く維持していく秘訣です。
植え替え
ミニ盆栽と区切りはありませんが、植え替えは越冬が終わってすぐにします。
松柏ミニ盆栽
松柏盆栽は春の前にするみたいですが、マンションではハッポースチロールに入って越冬しているので取りだしたりは出来ませんので、春越冬が終わったらチョッと根を切って植えかえしてやるしかありません。
松柏盆栽は葉が1年中あるので植え替え時期は冬眠している時が良いみたいですが、そんなことはマンションでは出来ませんのでチョッと根を切る程度にして植え替えをします。
越冬設備がある人は冬眠している冬の終わりごろするのが良いみたいです。
花物ミニ盆栽
花が咲く物は越冬が終わってからすぐに植え替えするか、チョッとでも芽吹いてきたら、花が終わってから植え替えしないと花が綺麗に咲かない時が多々あります。
だから花が終わってから植え替えしますが、ほとんどは花だけが咲いて葉は伸びてはいないので植え替えしたままで良いですが、葉が伸びてきたら剪定も一緒にしないと枯れる場合があります。
花物は実がなる物もありますが、越冬が終わってからすぐにした方が良いです。
実がなる物は花が終わってから植え替えして根と切ると実がなりません。
が、マンションなどベランダで越冬した場合、ハッポーから出した時点で芽吹いているので、花物は花が終わってから、実物は実がしっかりした時期、夏の終わりから秋に植え返します。
その頃は葉も成長しているので剪定も必ずしてください。
あせって時期が早いと実が落ちますからしっかりして実が色付いてきたら良いでしょう。
雑木ミニ盆栽
雑木ミニ盆栽とはケヤキやもみじなど、ただ葉だけの物を言いますが、これこそ越冬が終わって枝だけの時に植え替えしますが、マンションでの越冬はハッポースチロールから出していない時があり、出した時には、もう芽吹いている時があります。
雑木物はチョッとぐらい芽吹いてても大丈夫です。
鉢から抜いて根を切り鉢を洗って素材を固定する針金を通してから、鉢底の土を入れます。
素材を入れて針金で縛って固定して向きを決めます。
これなんかもう芽吹いてますが、かなり根を切りました。大丈夫です。
あとは土を入れてしっかりと土を押さえて風で飛ばされないようにと、根が張りやすいように、しっかりと抑えつけます。
水は鉢の下から綺麗な水が出てくるまで上げます。
そして日陰に1週間から10日ほど置いてらり、じょじょに陽のあたる所に置いてあげます。
基本は越冬が終わったらすぐに植え替えしますが、まだ時期的に早いのでハッポースチロールのふたを開けてはこの中にまた戻してあげてください。
春の乾いた風が当るのはよろしくないので我慢してハッポーの中に入れといて、外に並べるのは桜が咲くころにしてください。
幹を太くする
ミニ盆栽の幹を太くしたい時は庭に植えたら太くなります。
どんな木でも庭に植えたら2.3年で太くなります。
鉢が小さいと太くなるのにもの凄く時間がかかります。
私を含めマンション暮らしの人で庭がない人は大きい鉢かプランターのような大きいものに植えましょう。
ミニ盆栽は鉢小さいので夏場の管理がとても難しいです。
桜なんて花を咲かせるのはとても簡単ですが、その簡単な物が咲かないのは根が傷んでるのでしょう。
植え替え時期を間違わず根を切ったら必ず枝も切ってさっぱりさせます。
HB-101がお勧めですが、根を出して黒くなっている所を切って茶色い根だけ残してHB-101を薄めた液に漬けときます。
30分~1時間したら大きめのポットに植えて10日ぐらい日陰に置いてあげます。
ミニ盆栽は大きい盆栽より安いですが管理が難しいです。
上の写真に載っているミニ盆栽は育て方が比較的簡単な部類です。挿し木も簡単に付きます。
簡単なミニ盆栽の作り方
素材にもよりますが500円~1000円以内の素材を買ってきて小さい鉢も買ってきてその鉢に植えますが、剪定しても良い素材を買ってきたのか剪定はしないでこのままがカッコイイのかで鉢の大きさも変わってきますが、この形が良いと思って買って来たものはそのサイズにあった鉢を選びましょう。
ちょうど良い素材を買ってきて、小さくしようと思って小さい鉢を選んで根を切ると枯れて死んでしまいます。
小さい鉢に合わせてミニ盆栽を作る場合は剪定をしないと枯れてしまう時があります。
剪定をするなら時期は関係なく出来ますが、花物や実物は咲いたり実が付かない時がほとんどですが、1回で仕上げるのではなく2年3年と時間をかけて作り上げます。
最初から良い物を買う時は5000円以上出せば色々買えますが、初心者はその方が良いのかもしれません。最初からそれなりに良い物を買ってそれを維持していくのも良いかもしれません。
楽天のミニ盆栽ページ遊恵盆栽欲しくなるミニ盆栽です。
こちらにも違うミニ盆栽が載せています。
挿し木しをミニ盆栽に
盆栽を育てていると剪定は大事な作業ですが、捨てる枝なら挿し木に使いましょうと言ってますが、どうせ捨てるなら挿し木をしますが、根が張って挿し木に成功してもそこからが大変でポットに移し替えてやって1年そのままで2年目にミニ盆栽としてデビューです。
水のやり過ぎには非常に敏感で何でもそうですが、大人より子供を育てるのは大変なことで特にミニ盆栽は挿し木したものは1年2年が非常に難しくなってきますが、自分の所で育ったものなので、そこの気候にあってて育てるのが少しは簡単になります。
これは昨年挿し木した物ですがポットに移し替えて来年ミニ盆栽デビュー予定です。
この挿し木した物を2年くらいしたら小さい鉢に植えてあげます。
花物はあまりキチキチな鉢より余裕のある方が良いらしく剪定は大事になってきます。
根がしっかりしてきて成長著しくなったらもう大丈夫ですが、2年~3年は水やりは完全に乾いてからたっぷりあげましょう。
肥料はどんなものでもそうですが、草木が伸びてきて成長が早くて栄養が足りないから肥料を上げますが、動きがない時や弱っている時には絶対に肥料はやってはいけません。
私は肥料にグリーンキングを上げていますが、鉢が小さくて肥料が乗らない時は、ハイポネックスを薄めて使ってます。
私は水槽もしていますが、水草もミニ盆栽と同じで成長していない時は肥料は要りません。
ハイポネックスはコケが生えやすいので水槽には不向きで絶対に使ってはいけません。
肥料も上げ過ぎは盆栽に悪影響で上の写真の鉢ならグリーンキング2つで十分です。
1つの場合もあります。織姫もみじは1つです。